NPO法人チェンジングライフ

貧困や非行等の理由で自立困難な状況にある、青少年の自立支援をしています。

みな、課題をかかえながら、毎日を必死で生きています。

みな、課題をかかえながら、毎日を必死で生きています。

16歳の少年が先月から、チェンジングホームに入所し、仕事をはじめました。

愛着形成の歪みで生きづらさをかかえ、人との距離の取り方がわからず、死にたいと思ってしまうこともあるとのこと。

職場で上司とぶつかり、作業終了後、怒って帰ってきてしまいましたが、

彼の言い分をひとしきり聞いたのち、言いました。

「ここで逃げたら成長はない。

でも、どうしても、辛抱たまらんかったら、逃げてもいいよ。職場を変えるのも、仕方ない。

私も若いころ、嫌なことから逃げてたから。

でも、宿題を残したままやったら、成長はないよ。逃げてても、いつかは、立ち向かわないといけない。

夢があるなら、今回、勝負したらどうや?」

彼は自分で考え、上司と話し合うことを選び、今までなら、「この人は嫌だ」と思えば、徹底して、避けて、逃げてた(ゼロか百の)彼が、
仕事をやめず、立ち向かっています。

今も毎日、嫌や、嫌やと言いながら、とりあえず頑張っています。

どうなるかはわかりませんが。

彼が面談中、死にたいとか、しんどいと少し落ち込み、カラオケでも行かないとやってられませんと言うので、

二人でカラオケに行って来ました。

こういう時間が、生きる意欲や更生意欲を、高めるのではないかと考えています。

私は一曲だけにして、彼にたくさん、歌ってもらいました。来月もご褒美で行こうと思います。

写真は、チェンジングホームの卒業生の誕生日祝に、食事にいった一枚です。

みな、課題をかかえながら、毎日を必死で生きています。

順風満帆な日々ではなくても、這いつくばって生きています。

支援者である側の私達が彼らから、教えられ、勇気づけられています。だから、私達が彼らを支え、また、彼らが私達を成長させてくれます。

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