5月13日(月)法務省本省にて、保護局、矯正局の
大場観察課長、小山少年矯正課長以下、9名の方々と
私達、チェンジングライフも加盟している、
【全国再非行防止ネットワーク協議会】8名とで、
官民連携意見交換会を開催させていただきました。
意見交換会の前に、今福保護局長、名執矯正局長から、両局長の執務室に訪問し、ご挨拶をいただきました。
意見交換会の内容としては、帰住先がなくて、収容期間が伸びて出院できない少年の引き受けに関することが主でした。
意見交換会後の懇親会では、両局長をはじめ、前保護局長も来てくださり、
白熱した意見交換をさせていただきました。
こうした会議を持てることは、以前では考えられませんでした。
今回の会が開催されるに至り、矯正局の方々、保護局の方々、表には出てこられませんが、懇親会を手配いただいた保護局のOBの方、様々な方々の思いが集まって、今回の会となりましたことに感動しました。
さて、私個人として、感じていることですが、犯罪には、人間の工夫で防ぐことが出来る犯罪もあると思っています。
人間が生活している以上、犯罪はなくなることはないと思いますが、人間の働きかけや声かけ一つで起きずに済む犯罪もあります。そして、時には、それが取り返しのつかない事件であったりします。
ある政治家の方の言葉が忘れられません。
『政策立案は、当事者と当事者に近い人の声を反映させないと良い政策は生まれない。』
ややもすると、司法管轄における社会内の民間による支援現場においては、その現場の声が尊重されることが、他の分野と比べて、圧倒的に手薄になっているように感じています。
犯罪や非行からの立ち直りの現場でもあるため、非行・犯罪した側の当事者の声や加害者支援をしている団体の声を聞くとは、とんでもないことのように思ってしまう現状があります。
しかし、それは、犯罪・非行した側の権利を主張する声ではありません。
『こんな助けがあったら、あの時、犯罪を思いとどまることが出来たのではないか』
『あの時、相談できる人がいたら、犯罪を思いとどまることが出来たのではないか』
そういう犯罪防止、再犯防止のための意見なら、私達の社会生活のためにも
必聴であると思います。
実際、話しを聞いて親身になってくれる人、仕事を紹介してくれる人、必要な支援につなげてくれる人の存在によって、未然に防げた犯罪は沢山あります。
そういう考えから、現場で非行や犯罪からの離脱を支援する中で『こういうサポートがあれば、よりよく民間協力者として、再犯防止に資する活動が出来る』そういう現場の声を吸い上げて頂きたいと私達は願っております。
しかし、そこに至るには、日々、周りの方々から教えていただき、辛抱強く、愚直に目の前のことに向き合っていかねばならないと思っております。
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