NPO法人チェンジングライフ

貧困や非行等の理由で自立困難な状況にある、青少年の自立支援をしています。

法学部・学生のフィールドリサーチ

法学部・学生のフィールドリサーチ
京都産業大学法学部・服部ゼミの学生さんたちが、「生きづらさを抱えた非行のある若者の立ち直り研究」のため、チェンジングライフに見学と3グループに別れてのスタッフ、ホーム卒業生へのインタビューの時を持ちました。
①スタッフ野田グループ
②スタッフ李、小林グループ
③卒業生Tくんグループ
学生さんたちは、45分をめどに、順番に、
3グループを巡り、インタビューをしました。
(体験を話して、質問を受けたり、生きづらさとは何かと話し合ったり)
スタッフのインタビューもさることながら、
ホーム卒業生(2015年にO少年院出院、現在20代半ばの青年)の生の声を学生さんたちが耳にする機会となりました。
青年はいつか、次の世代の若者のためにNPOを創りたいという夢を持っていて、自ら、施設、里親、一時保護所、2ヶ所の少年院での体験を熱く話してくれていました。
この日は、青年の彼女もオブザーバー参加しました。
若者たちをサポートするためには、
自分自身も成長していかないと説得力をもちません。
夢をもちながら、成長し、良い部分を伸ばし、
いつか、支援者になってほしいです。
大学生のフィールドリサーチの場として、
当法人が今年4月末から、契約した
「セカンドハウス」(自主事業としての緊急保護対応ホーム、スタッフ研修、ケア会議の場)を活用していただきました。このセカンドハウスのおかげで、今年度、活動の幅が広がっています。
また、高等専修学校に進学した自立援助ホームの卒業生の夏休みの帰省の場としても活用させていただいています。
進学後、寮生活をしているホームの卒業生が、周りの学生は帰る家があるのに、自分は帰る家がなければ、辛いです。むなしいです。わびしいです。また、寮には休み期間中、残ることも不可です。自立援助ホームには、定員があり、部屋数も限られていて、帰省を迎えてあげることは制度上も構造上もできません。
しかし、セカンドハウスがあることで、
卒業生を休み期間中、迎えることもでき、
何と卒業生にとって、わびしさと寂しさを対策し、継続した心の居場所になることか。
このセカンドハウスは、令和3年度Wam通常助成事業により、整備することが出来ました。
こういう場所、あったら、
子供のために良いのに、ないよなあ…
というニーズを実現する、ありがたいセカンドハウスです。
Wam通常助成に採択していただき、
あらためて、感謝でいっぱいです。
子供の笑顔につながることを追及したら、
笑顔が拡がります。
ちなみに、今回の学生さんを引率くださった服部先生は、元少年院院長さんです。
実は、体験談とインタビューに応えてくれた青年の一回目の少年院時代の院長先生でもありました。
お二人の再会も麗しかったです。
ここでは書ききれない、たくさんの思い出話も
咲き乱れていました!

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