NPO法人チェンジングライフ

貧困や非行等の理由で自立困難な状況にある、青少年の自立支援をしています。

在庫なし…

在庫なし…
自立援助ホームで暮らす高校生に、
なるだけ、不便やストレスや惨めな思いを
させたくないと思っています。
というのは、昔、女子少年院を出て、
紆余曲折を経て、自立準備ホームに来てくれた
少女は、ずっと、社会的養護のもとで暮らして
来たようですが、
小学生時代、施設から学校に通う中で、
クラスの他の子どもたちは、流行りのキャラクターの筆箱を持っているのに、施設から、無地のかわいくない筆箱しか用意してもらえず、
クラスでいつも惨めで辛かったという話を聞いたことに起因します。
施設で国から支えられているのに贅沢言うなという、意見は子ども目線ではないと思いました。
自分が同じ立場なら同じく惨めで、自己憐憫に陥ったかもしれません。
話しは戻り、当ホームで暮らす高校生には
家庭から通うクラスの友人たちとなるだけ遜色ない、生活を送らせてあげたい。
ただでさえ門限もあり、気を遣うこともあります。
施設から通っていることを言いたくない子どもも多いです。周りに気を使われたくないからだそうです。
「えいじさん、夏なんで、この服ほしいです。」
ラインに送られた写メをもとに注文できる通販を探す。
もっと注文しやすいように、詳しい説明を送るようにいいますが、ぶっきらぼうな写メの情報でお気に入りの服を探し、注文します。
結構骨の折れる仕事です。。が、探して見つけたあげく、在庫なし…という悲しい結末の時もあります。。
せめて、少しでも、
惨めな思いをさせないように
(そういっても色々とハンデを感じることは
あるとおもいますが)
子どもたちに寄り添いたいと願っています。
ただ、子ども目線だけを考えすぎると、
甘やかしすぎて、子どもの成長や自立心の成長を阻む可能性があり、本当に試行錯誤です😆

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