NPO法人チェンジングライフ

貧困や非行等の理由で自立困難な状況にある、青少年の自立支援をしています。

I have two bad news and one good news

I have two bad news and one good news
今年2月頃から、当法人のワンルームで4ヶ月暮らして自立した少年が、自立後、4~5ヶ月して、逮捕の知らせが届いた。
親の引き受けが上手くいかず、私たちのホームに少年院から帰ってきた少年でした。
比較的長期、あるいは、逆送になるかもしれない。
彼は付添人に、チェンジングライフでお世話になっていて、よくしてもらったので、また、サポートをして頂きたいとお願いしたようだが、複雑な気持ちになる。
頼れる大人がいて、助けと言える相手がいるのは、良いことだが、まだ、気持ちの整理がつかず、付添人の弁護士さんに電話出来ないでいる。
もう一つの悪いニュースは、一週間仕事を続けたことがない少年が少年院から、約2ヶ月前に当ホームに帰って来てくれたが、この2ヶ月以内で仕事を二回変え、結局、どちらの仕事も、まともに一週間出勤出来たかどうか。そして、5日ほど音信不通となっている。
先の少年は、自立後、しばらくして、再逮捕となったが、当ホームにいた4ヶ月、仕事を二回変え、何度か、無断欠勤などしたが、貯金するよう何度も向き合って指導し、24万ほど自立資金を貯め、少しだが、一定の成功体験をして自立したといえます。
後の少年は、いまはまだ、何の成功体験もしないまま、連絡不通となっています。
すみませんでした。と頭をかきかきして戻って来ることを願いつつ、私はホームの近所をうろうろしています。
笑われる話ですが、少年時代、捕まるようなドジなことはしないとうそぶきながらも、四度逮捕された私でも、調査官との出会いや付添人、保護司、家族、教官、刑事、さまざまな人の支えがあり、聖書と出会い、 今の平安があります。
だから、人は失敗や再非行を経ても、
本気で変わりたいと願うなら、変わる機会は訪れると信じています。
だから、悪い知らせではありますが、それは、現時点における悪い知らせです。
さて、良い知らせについては、
今日は、自立援助ホームの宿直明け、
(専門用語ですみません。)一号観察の少年と面談し、昼食をともにしました。非行は進んでいない少年ですが、来年に成人になるのを控え、
身の置き所について、話し合いました。
『よかったらこの近くで自立していいんやで。』そう声をかけると、彼は、はにかみました。
そして、自宅に帰って、仮眠してから、
夜は、(二号観察の)17歳の少年と面談がてら、ラーメンを食べに行きました。今の職場でもう約10ヶ月続いてる。今年2月に少年院から帰ってきて、貯金も30万近く。将来はチェンジングライフで非行少年を支えるような仕事をしたい、そんな顔のほころぶような嬉しいことを言ってきてくれました。
そして、今は3ヶ月前に東日本にある少年院から帰ってきた、少年の帰宅をホーム近くのコンビニで待っています。
今日は会社の人と食事に行ってるとのこと。
すなわち、良い知らせとは、少年院を出てきて、仕事を頑張ってる子達が今日も元気に飛ばずに頑張っていることです。
ただし、その良いニュースも現時点での良い知らせに過ぎません。
そんなこんなで、コンビニ待機中です。

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