NPO法人チェンジングライフ

貧困や非行等の理由で自立困難な状況にある、青少年の自立支援をしています。

~心のこもった電化製品等のプレゼントをいただく その②~

年度末から新年度に向けて、二回にわたって心のこもった電化製品のプレゼントをいただきました。

 『冷蔵庫と洗濯機、電子レンジが余っているのですが良かったら使ってもらえませんか。』

  その方はある日曜日の日暮れ時、一台の車に冷蔵庫、洗濯機、電子レンジを載せてさっそうと電化製品をプレゼントしに現れてくださった。

 今、自立援助ホームと別に6室の部屋を借りている。その内4室は自立を目指して住んでいる子たちがおり、2室が空いている。その空いている部の内、1室は冷蔵庫、洗濯機などがそろっているが、1室はまだ冷蔵庫、洗濯機や電子レンジが設置出来ていない。

いろいろな方々からの応援で電化製品をそろえて、自立を目指す少年を部屋に迎えるが、巣立つ時基本、電化製品は少年たちにプレゼントし、そのまま使ってもらうことが多い。

だから寄贈の申し出を受けた時、ありがたく引き取りに行くことを申し出たところ、
『こちらから運びますよ』

青少年たちと車に駆けつけ、届いた冷蔵庫は新品同様。

青少年たちはほぼ全員、当ホームで暮らした経験や独り暮らしを経験している子たちで、余りの綺麗さにうらやましいという声が漏れるほどだった。
 
この方は昨年東京で勤務されていたが、昨年11月にチェンジングライフがシンポジウムを開催した時、わざわざ東京からシンポジウムに参加してくださった。(他にも大切なご用事があられたとのことだったが。)

 この方には、自立を応援するホームのこと等で、もう7年ほど前からよく相談をして来た。

その都度、毎回、真剣に話に耳を傾けてくださった。

 この方をとおして、普段、自分自身が人から相談を受けた時、どのような姿勢で相談者に向き合うかということを考えさせられる。 

”傾聴”とか、”寄り添い”という言葉がぴったり当てはまるような方。

 4年ほど前この方に相談して、2度覚せい剤絡みで少年院に送致された少年を、少年と保護者が繋がりたいと願っていた施設に繋げるサポートをしていただいた。

 何と、その少年は4年クリーンなばかりか、同じ境遇の人を助けようと仕事をしながら、活動を手伝い、見違えるほど、人生を変えることに成功している。

 今年は新しくどんな少年たちに出会うのかわかりませんが、神に祈りながらぼちぼちと前進して行きたいと思います。

Nさん、わざわざ車を走らせお持ちいただきありがとうございました!

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