NPO法人チェンジングライフ

貧困や非行等の理由で自立困難な状況にある、青少年の自立支援をしています。

刑余者の方の短期入所と試験観察終了後の19歳の少年のアフターケア

刑余者の方の短期入所と試験観察終了後の19歳の少年のアフターケア
当法人のスタッフは、30~40代の年齢層です。
同世代の刑余者が短期間、当自立準備ホームに入所され、別の施設(元から出所後、行き先だった)に移動しました。
荷物が両手でギリギリ運べるか否かの量で、一人で電車で運ぶのには気の毒でしたので、その施設まで、車でお送りしました。
当自立準備ホームでは、一人暮らしをしながら、
その居室に、スタッフが毎日、訪問・面談をします。
これから、共同生活・集団処遇となる施設に入ることになるのですが、今までは短期間ですが、一人暮らしで、人間関係に気を遣わず、更生などに集中できる環境であったので、気の毒に思い、胸が痛くなりました。
また、昨年暮れ、試験観察の在宅という形で、家庭ではなく、私たちのホームで、9か月暮らした少年が家庭に戻り、半年以上経ちました。
その少年のアフターケアを主に担当してくれているのは、過去に2回の刑務所を経験してしまい、当自立準備ホームに入り、犯罪から離脱して、7年程になる青年です。普段は、工場で働き、日曜日に、準備ホーム等で暮らす人たちの巡回訪問支援を担当してくれています。
会社の休みを利用して、会いに行ったり、待ち合わせしたりして、お風呂や食事に連れていきます。
日々、色んなことがあり、失敗や至らなさもあり、スタッフも人間なので、プライベートでも、色んなことがあり、落ち込むこともありますが、卒業した少年が、何とか家庭に帰ったのち、地に足をつけて、生きつつあることの報告を受けると、自分が何者だから、出来る活動ではなく、
一緒に良くなっていこう!という、活動でいいのだ、と元気をもらえた気がします。

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