一年半前に当ホームで6か月自立を目指して、生活していたFくんは、当法人から旅立った後、愛知でお世話になり、しばらくして、また、関西に戻り、転々としている。
先月か、先々月くらいだろうか、彼がもともと、お世話になっていた自立援助ホームさんに自ら頼って行き、その法人さん運営のハウスで制度外でまた、そこでお世話になっていました。
彼は一つのところに留まるのが難しく、人生の転戦を繰り返しているが、最近、またまた、そこを出て、SNSで知り合った年上の人を頼って、他市で生活するようになった。
今日、待ち合わせをして、ラーメンを食べに連れていきました。
そういえば、先々週も別のスタッフが、彼に会って、ラーメンに連れて行き、なだめたところでしたが。。。
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彼は、明後日から仕事が決まったようですが、お金がないということでした。2千円だけ、法人からアフターケアの一環で支給しました。無一文で仕事に行き、昼ご飯も食べれないのは気の毒です。一日、頑張って働き、事情を説明すれば、また、会社も助けてくださる。。。
しかし、こういった支援においては、助けすぎるのもよくなく、また、無一文であることを放置するのもまたよくなく…。試行錯誤です。
彼と話をしていて感じたことは、彼は転々としていても、確実に、成長していっているように、感じます。「死にたい」「誰か俺を殺してくれ」「俺は仕事なんかしたくない。」というのが彼の口癖でした。以前は面談するたび、毎日、彼はそう言っていました。そんな彼が、今回は、その口癖が鳴りを潜めていました。
自ら仕事も見つけていました。いつまで、そこで頑張れるかはわかりませんが、以前を知っているものとしては、成長を感じた次第です。
そして、紆余曲折を経て、たくましく、成長していってくれればいいのにと思います。
この支援は順風満帆には決して行きません。
現在、チェンジングライフでは、自立援助ホームと1Rのホーム(自立準備ホーム、自立支援ホーム【私的契約で暮らすホーム】)を合わせて、13名の青少年が自立を目指して生活しています。また、ホームの近隣には、卒業して2年~3年未満の青少年も10数名ほどいて、細く長くつながり続けています。
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