自立援助ホームで自立を目指して暮らす、高校生のある子どもの出身施設(児童自立支援施設)の先生が、安否伺いを兼ねて、ホームで生活する子どもの様子を見に来てくださいました。
「子どもたちにどうぞ。」と、他児のことも気にかけて、差し入れも持参で、子どもを元気付けてくださりました。
子どもが出身施設を良好な形で退所した場合、出身施設の先生に時々、安否伺いをしてもらうと、子どものモチベーションが維持される傾向があることを幾度も経験してきました。
そういった「つながり」を大切にすることは、
心の財産、信頼貯金に「つながる」と思います。
今週、当法人が運営する、一人暮らしの
ホームに、遠方の少年院から、子どもを受入ます。
衝撃的で悲しい福岡の事件もあり、
少年院からやり直す、子どもへの偏見が
助長されないか、いささかの不安もある今日この頃です。
しかし、先日、ある少年院出身の16歳のGくんがこう言っていました。
「僕は少年院に入って、担任の先生たちや〇〇のオヤジ(ベテランの教官)に出会って、本当に良かった。今の職場の人たちに出会え、チェンジングライフのスタッフさんたちに出会え、本当に良かった。今、僕は、介護の仕事をして、社会に役立つ仕事をさせてもらっているという自信があるんです。誰かの役に立てている、という自負があるんです。」
16歳の子どもの言葉に聞こえないくらい、成熟した彼の今の思いを聞き、こういう思いでやり直しをしている少年院出院者もいると元気を貰う思いでした。
少年院を退院して、今の職場にもう7か月働いている彼に、伝えていること。
「あまりいい子でいる必要はないよ。しんどいときは、しんどい。と吐き出して、迷うこともあっていいからなあ。」
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