今後鑑別所入所中の、社会的養護が必要な非行少年で、もし、県外での立ち直りが必要なケースがあれば、生き直しを支えることが出来、幸いな連鎖が生み出されることを期待し、勉強をかねて、訪問。

T所長様から、大変丁寧な施設概要、お取組みのご説明等をいただき、とても有意義な見学の時間となりました。

那覇少年鑑別所だけではなく、全国的にも、少年鑑別所は地域援助を柱の一つとして法務少年支援センターと銘打って、社会に向けて活動し、警察や学校との連携、地域・家庭からの相談体制の構築にも力を入れてられます。

話は戻りますが、県外での立ち直りが必要と考えているのが大人なのか、少年本人なのか、そこも重要なポイントに感じています。

そこが置き去りにされて、大人本位で進められるケースや自己決定ではないので心が伴わずに身体だけ来ることになってしまうケース、また、少年院に行きたくないから、「しゃーなし」で提案に乗って、結果オーライになるケース。犯した罪の重みから、少年院という処分を挟んだほうが本人のためになると思わされるケースなど、表面的にはわからない多様なケースがあります。

もし、少年自ら、本音で本気で、県外でのやり直しを希望する場合、その希望に添えるような環境・機会を提供出来たらと希望し、一進一退、挑戦を続けています。

今回の見学にあたり、法務省のK先生、A先生、那覇少年鑑別所の先生方に心から、感謝申し上げます。