先週は、一人の少女が出院後、1ヶ月半のホームでの生活を終え、職場近くに引っ越して行きました。
義務教育の時代から、薬を知ってしまったという過酷な過去がある少女でしたが、仕事を一生懸命頑張り、通勤も職場近くが楽ということもあり、早々と自立となりました。
心配はつきませんが、もし、彼女から今後、
相談があったとき、彼女の成長や更生に資するサポートが出きるようありたいと願います。
今回は、少女の支援ということで、少年院の社会福祉士をしている先生や警察の補導員兼女子の自立援助ホームで少女たちと関わっている女性の方、
また、後方で、環境調整を担当した弁護士さん2人と、彼女を支えるチームとして、タッグを組ませていただきました。
この1ヶ月半を終え、チームの皆さんからの声、私達チェンジングライフの実感としても、
本当に社会内処遇、とりわけ、現場で直接処遇に関わることは、本当に大変だ…と痛切したことでした。
やはり、直接的に関わると、彼女への思いも情も増し、
気持ちを注ぐ分、近視眼的になりがちです。
気持ちが入る分、上手くいかないと、ダメージも比例します。
他団体の人が直接処遇していて、気持ちが入りすぎて、悩んだり、悲しんだり、怒ったり、過度に心配してるのを客観的に見ると、「そんなに、気持ちを入れすぎなくても…」と見られがちではないかと思われます。
また、ときには、過剰介入しすぎなんちゃうの?と少し冷ややかに見られることも起こりえるように思います。
しかし、真剣に直接処遇にかかわると、
それはそれは、一喜一憂してしまいます。
私なぞは、上がったり下がったりで、もうすこし、大局を見て、気持ちを大きくしろよと自分に問うのですが、毎回、揺れます。
しかし、また、彼女のおかげで、成長させてもらえたのだと思います。出会ってくれて、感謝です。
また、先週は、少女の旅立ちと同時に、
少年刑務所からのホーム入所がありました。
青少年たちはそれぞれ、気持ちがあって、
奮闘しています。また、その歩みは、一進一退。場合によれば、一歩進んで、四歩下がるような時も沢山あります。
大概、この場で書けないような大変なことも
おこってきます。
それでも、また、この場で表現できないくらいの成長を目の当たりにすることもあります。
一歩一歩、一進一退といっても、
何回、何十回、経験していても、
揺らいだり、落ち込むことは回避できないようです。毎回、気持ちを入れてるからかもしれません。
こういう活動をしていて、辛いことは、仕事を紹介して、仕事に穴をあけたり、迷惑をかけることです。毎回、頭を下げて、心臓が縮み上がる思いがするからです。
子どもたちの時間軸を忘れないように気持ちを入れながら、今年度、残り1ヶ月も頑張って行きたいと思います。
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