NPO法人チェンジングライフ

貧困や非行等の理由で自立困難な状況にある、青少年の自立支援をしています。

遠方の弁護士、少年院社会福祉士からの相談で繋がった青年

遠方の弁護士、少年院社会福祉士からの相談で繋がった青年
やや遠方の県の弁護士や少年院社会福祉士から、相談が入ったのは去年の暮れ。
少年院を複数回、経験し、支援者の元にひきとられるも毎回、短期間でいなくなってしまうとのこと。通常の処遇に乗らない、やや難しいケースと感じた。
お話しを聞くと、その青年が悪い大人に搾取されそうであるとのことから、どういう支援が出来るか頭を悩ませましたが、私たちのホームで、少年刑務所から受入予定のために空けている部屋を短期間のみ、活用し、搾取する大人から離すことに何とか成功しました。
専門家と民間の連携で、引き離しに成功しましたが、まだまだ、これからも、本人に注意喚起し、細くとも長い伴走が必要になりそうです。
追えば逃げて、逃げれば追うような性質をもった青年には、毎日面談しようということはやめ、見守る程度で関わってきました。
すると、逃げ出すことなく、ゆるやかに繋がり、食事やコーヒー等飲みながら、進路相談、生活相談など、することが出来ています。
私たちのアドバイスに多少耳を傾けれるのも、今まで青年を受入、親身に接した支援者の方々の苦労の積み重ねがあってのことだと思います。
支援の連続性。短期間の関わりであっても、信頼できる大人もいると肌で感じれたら、次に出会う支援者との間に発展的な関わりが生まれる可能性がある。出会って真剣に関わったことは全くは無駄に終わらないと信じたい。
今日彼の相談に乗るため、喫茶店に入りましたが、彼はチキンライスとたらこスパゲッティをダブルで、注文していました。
この若さと勢いで、一歩ずつ、支援者に頼ることや自分で決めた道を自分で選ぶ責任と自由の大変さを知り、自立へと向かっていってほしいです。

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