チェンジングライフシンポジウム
「司法と福祉の狭間で困難下におかれた子どもたちの支援を考える」が、
来年2月6日(土)エル・大阪6階大会議室で、行われる予定です。(全国再非行防止ネットワーク協議会共催 / 後援: 法務省矯正局 大阪府 大阪矯正管区 近畿地方更生保護委員会 大阪保護観察所)
基調講演、事例アンケートの報告、パネルディスカッションの3部作となります。
基調講演をしてくださる西岡潔子さんは記事にもありますが、
4年前は大津少年鑑別所の所長をされ、キャリアの中には、全国各地の少年鑑別所、また、少年刑務所での法務技官(心理)として勤務してこられ、また、前法務省矯正局長の名執雅子さんと「思春期の子どもの心がわかる25のQ&A~非行・心理の専門家が子育ての悩みに答えます~」という本を世に出しておられます。どんなお話をお聴きできるか、とても楽しみです。
第二部は、少年院における帰住調整などに困難を要した事例アンケート報告を
福岡少年院長の中島学さんがしてくださいます。
このアンケートは全国の少年院に帰住調整が難航したケースを検証するため、当法人も参画させていただいている、「全国再非行防止ネットワーク協議会」が、TOYOTA財団調べる助成の助成を受けて実施したアンケートです。
報告者の中島学さんは、前・美祢社会復帰促進センター長をされ、刑務所・少年院でも所長/院長をされた方です。
第三部は、司法・福祉の最前線で活躍してこられた方々によるパネルディスカッションです。
パネリストの方々は、
稲葉保さん (近畿地方更生保護委員長)
影山英美さん (大阪矯正管区第二課長)
木下裕一さん (やまびこ法律事務所弁護士)
新里和也さん (大阪府富田林子ども家庭センター所長)
高坂朝人さん (全国再非行防止ネットワーク協議会代表)
山田真紀子さん(大阪府地域生活定着支援センター所長)
です。
どの方も個人的に心から尊敬し、日ごろから、ご指導いただいたり、連携させていただいたりしている最前線でご活躍の方々です。
コーディネーターは、岡邊健さん(京都大学教育学研究科准教授)です。
岡邊さんは、過去のチェンジングライフ主催のシンポジウムにも出席してくださったり、社会学的観点から、犯罪や非行について研究されている方です。
昨年度は、現場での支援の忙しさから、休憩して、シンポジウムを行えませんでしたが、今回は、チェンジングライフが法人化して、3回目のシンポジウムです。
シンポジウムをして、何が変わるのかと問われれば、数字では表せません。しかし、そこで出会う方々と学び合い、手を取り合うことで顔の見える関係が出来、結果、困難下におかれた子どもたちのサポートに入る時に、大きな力になっているのは紛れもない事実です。
「最小の効果のために最大の犠牲を払え」神戸刑務所名誉教誨師だった内貴八郎右衛門先生のお言葉を思い出しつつ、
シンポジウムの案内を閉じさせていただきます。
Comment On Facebook