マツダシンイチ先生を介して、大阪府の再犯防止推進計画の一つである再犯防止講演(民間支援団体等と連携した講師派遣)の講師を担当させていただきました。
私は一人の親です。
この社会に、受け入れていただいて、私は暮らし、また、子どもたちやわたしにとって大切な人たちが共に暮らしております。
そして、わたしにとって見知らぬ誰かも、誰かにとって大切な人。
加害少年の立ち直りを支援することは、地域では、多くの方々に支えられておりますが、一般の市民・府民の方々を前にしては、なぜ、加害者を支援するのかと誤解を受けてしまうことも実際、少なくありません。
しかし、加害少年が非行から離脱すれば、加害行為が減り、被害に遭われる方も減る。
万引きの常習者が、万引きという行為を止め、就労に就き、
地に足をつけ生活するようになり、納税者になれば、社会も積もり積もって潤うし、万引きの被害に遭う店もなくなり、犯罪や非行の離脱は社会の安心・安全へつながるという面もあります。
ただ、地域安全・社会防衛のためだけの再犯防止は機械的です。
「あなたが犯罪をすれば、わたしは悲しい。被害に遭われる方が増えたら、もっと悲しい。」
更生支援団体として、そういう思いで、関わっています。
再犯防止のための更生支援か、更生支援の結果の再犯防止か。
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