NPO法人チェンジングライフ

貧困や非行等の理由で自立困難な状況にある、青少年の自立支援をしています。

『君の作ったカレーが食べたい』とリクエスト。

『君の作ったカレーが食べたい』とリクエスト。

少年の居室で、17歳少年が手作りカレーを作りました。
カレーの材料を買ってきて、
『君の作ったカレーが食べたい』とリクエスト。

一緒にハフハフ言いながら食べました。

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私達チェンジングライフは今年度、ソフトバンク様より、児童養護施設退所者支援の枠で、助成を頂き、8室ある1人暮らしの寮のうち、2室分の維持費を応援頂いています。

18歳未満で、児童自立支援施設を出たのち、家におれず、住まいも頼れる大人も失った子どもが私的契約で当法人で自立を目指して生活しています。

どうしても、諸事情があり、18歳未満であるにも関わらず、公的支援が受けられないケースも存在するのです。

助成を受けさせて頂いて、家賃などの維持費を応援いただいたのちは、食費や同行支援費、資格取得費などは、法人から応援します。

とはいっても、地元の企業様が定期的に応援くださるから、させていただける支援です。

受けた愛や期待や感謝を子どもたちに還元しています。

地元企業様、ソフトバンク(チャリティモバイル)様には感謝で一杯です。

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話がかわりますが、子どもの支援をしていて、思わされることの1つ。

親との関係は、人間関係の第一関係。

その第一関係でつまづいた子どもは、なおさら、他の大人を信頼しにくいですね。

自分すらも信頼できない。

親を信頼できず、恨まずにおれない被虐待経験があるので、親の存在が子どもの自己肯定感とリンクしていて、自分をも尊べない。

なぜなら、親の分身が自分という存在だから。

親も自分も信頼できない子どもが身近な人のお金を盗んでしまう事例はままあるように思います。

見ず知らずの他者のものだけでなく、身近な支援者の金銭を盗んでしまうのは、ほんとうに、基本的信頼が土台から壊れ、悲しいことに他なりません。

しかし、しかし、昔、手ぐせが悪かったこどもが、身近な支援者から お金をくすねなくなった、そんな嬉しい事例も見てきました。

人は良くも悪くもなる可能性がありますが、私たちは、悩みながら、この子大丈夫なのかと苦しみながら、一人一人の子どもに仕えることを通して、人間の無限可能性を見出したいと思います。

人は偶然に存在したのでなく、天から創られた意味のある存在ですから、無限の可能性があると信じています。

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