今日はチェンジングホームを卒業して、遠方の高校に進学したDくんが冬休みで帰省していたので、お年玉的なものを渡しがてらランチをしてきました。
彼は今年二十歳になります。高校に行き直したのは遅いですが、先生方の忍耐強いご指導の賜物で進級できそうです。
思えば彼と出会ったとき、彼は17歳でした。
鑑別所から児童自立支援施設を経て、社会に出ましたが、家を失い、親は逃げ出し、友だちの家を転々としているところ、私達のホームで生活することになりました。
彼もホーム在所中は、大きな問題を起こすし、仕事も長続きしないし、本当によく頭を抱えました。
しかし、卒業すると、そんな苦労も吹っ飛んでしまいます。
今、私達のホームで生活する子どもたちも、なんやかんや、トラブルを起こしてくれます。
その度に頭を抱えます。ときには、心配で寝れなかったり、腹が立って寝れない日もあります。
でも、いつか、良い思い出に変わるときがくると体験的に知っているので、しんどくても、続けることが出来ている気がします。
Dくんのことですが、願わくば、福祉系の大学に進学できるよう、夢のまた夢かもしれませんが、応援して行きたいと思います。が、まずは、卒業。。。
それにしても、指導が入りにくい生徒と向き合ってくださる高校の担任の先生には頭が下がりっぱなしです。
彼が保育士の免許をとって、児童福祉施設で将来働いたら、奇跡だなと夢見ています。
さて、今日は一人暮らしでやり直している子どもたちのホームを見回りして、帰宅がこの時間になりました。
今日一日の無事を神に感謝して祈って寝たいと思います。
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