昨夏、家裁から補導委託でホームに来たある少年。このページでも、たびたび、登場する彼は二十歳になりました。
彼は当時、試験観察期間を終えても、なお、親御さんは、彼を引き受けることを拒否されました。
それは、分離を経ないと、共倒れになることや、本人の認識のズレや甘さを断つための親御さんの涙の決断でした。私たちも、賛成でした。
それは、本人の自立心を高めるためにもホームに残ることが妥当と思われたからです。
試験観察を終えたとき、自立資金も貯めきれていなかった彼ですが、保護観察所が応援の手を差し伸べてくださり、再非行せず、自立資金を増やせるよう、自立準備ホーム委託となりました。
そのような連携の甲斐あってか、
彼はこのたび、幹部候補生として、遠い地に、転勤、栄転することになりました。
遠く離れるのは何だか寂しいですが、寄せ書きをみんなで書きました。
彼から以下のラインが入りました。
〜〜〜こんな僕を迎え入れてくれた野田さん達のお陰でここまで来れました!感謝してます
もうこっちに来て1年半ぐらいなりますけど次の新天地に行けば色々迷う事もあると思いますけど1つ1つ頑張って行きます!〜〜〜
非行少年を取り巻く、各機関が連携することで、実現できた再犯・再非行防止であり、自立拠点の創出でした。
次のステップに進んで羽ばたいていった元少年との出会いに感謝でした。
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