チェンジングライフも参加している、
「全国再非行防止ネットワーク協議会設立イベント開催」
名古屋の「ウインクあいち」において『全国再非行防止ネットワーク協議会(以後、全再協)』設立記念イベントが、無事、開催されました。
当日は、約100名の方がご参加くださりました。 また、中京テレビや東海テレビ、新聞社などのマスコミの取材もありました。
全再協は、愛知県の「再非行防止サポートセンター愛知」と広島県の「食べて語ろう会」、そして、私たち「チェンジングライフ」の3団体から発足しました。
それぞれ、身体的、精神的な空腹・貧困などで道を逸脱しそうな、また、逸脱した子どもたちのための社会的居場所を整備している団体です。そして、非行などの問題を抱えた子どもたちの最善の利益を目指す全国ネットワークです。
設立イベントに際し、取り組みたいことや少年のためにこんな助けや制度ができたらという様々な提案が各団体代表から出されました。
団体の特徴ですが、私たちの特徴は互いにリスペクトしあっていることではないかとかってに思っています。
全再協代表・高坂は、支援の実践から紡ぎだされた沢山のアイディアを持っていて、あったらいいなあというアイディアを言語化する能力に非常に長けていて、信頼できる代表です。また、事務局長も監事も切れ者で、子どもの利益を先に考える人たちです。また、中本顧問の愛の実践は広島のマザーテレサといわれるにふさわしく真似ができません。その陰には、食べて語ろう会のスタッフ方もいかに優秀かということも感じます。
互いに尊敬しあえる団体とネットワークを組めることはお互いのサポートの質を高めることにもつながると思います。
また、特筆すべきこととして、今回の設立イベントでパネリストとして、法務省保護局近畿地方更生保護委員長の荒木さま、法務省矯正局少年矯正課長・小山さまが来てくださり、適切でわかりやすい制度の設営や取り組みの説明がなされ、また、官民連携に向けての激励もいただき、感謝でいっぱいでした。
そして、最後にですが、3団体で何度か話し合って、設立元年に特に挑戦したい3つの重点課題は以下です。
1、収容期間を過ぎても帰住先がないばかりに、少年院などから退院できない少年の社会的居場所の整備と自立支援に力を入れたいということ。
2、少年院在院中などの非行少年が、環境を変えたいと望む場合、地元から離れ、少年が、「こういう場所で(こういう人のそばで)やり直したい」という自己決定(選択肢)を尊重できる体制で更生を後押しする道を官民の力を合わせて、さらに開いていくこと。
3、法務省本省で、帰る場所などを喪失した非行少年を取り巻く関係機関の方々と全再協とで、”官民合同”の連絡会議を開くこと。
以上、レポートでした。
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