先週から、緊張任意保護をした出院生。
この間まで、ここで暮らしていた20代前半の母と子(母子)の自立時に、電化製品をすべて、差し上げたので、(母子が負担なく新生活を送るために必要と判断)
部屋には、せんべい布団とクーラー、テレビくらいしか残っておらず、活動の合間に、電化製品等を調達して、必要なものを揃えていって運んでいます。
支えていくためには、食費の応援、部屋の見守り、光熱費、家賃などの負担が生じます。非行仲間や反社からの奪還の脅威に対する対応・対策も生じる活動です。
少年院を出て、半年以上、経過し、住まいを無くした場合、ある制度の対象になるのは難しく、一部を助成金や寄付などで支えていただき、法人から持ち出さなくてはならないのが現状です。
若者の立ち直り支援は、社会から見ると「非行」という問題が表面的に強調して見えますが、
実は、幼い頃からの親からの暴力でもっとも愛すべき対象、信頼すべき対象の親を信頼できずにいて、
困難を背負わされたケース。親を選べず苦しんできたケースが少なくないのです。
信頼すべき親を手放しで信頼できないということは、どれほど悲しいことでしょうか。
また、暴力による後遺症により、生きる意欲まで奪われる。あるいは減退する。あるいは、意欲がわいてこないという心の状態であります。
だからといって、非行は許されません。だからこそ、手を差しのべ、支えて、非行からの離脱と同時に地域生活の定置へと伴走し、「生まれ育った環境に左右されない社会づくり」をチェンジングライフは目指しています。
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