NPO法人チェンジングライフ

貧困や非行等の理由で自立困難な状況にある、青少年の自立支援をしています。

16歳の少年の就職

16歳の少年の就職
15歳のときに少年院を出て、出院後、色々あって、出会った彼を自立準備ホームで迎えたのが昨夏。今年1月からは、私的契約で、法人借上げルームで生活をしていました。紆余曲折ありましたが、他府県に就職することになりました。よく決断出来た!えらい!と思います。
一度は、採用を断ったからです。
スーツも仕事で必要になるので、時期外れの8点セットをニーキュッパで、買い揃え、原付をバイク便で安く運んでもらい、スタッフ2人と少年で荷物を積込、引っ越しをしました。
荷物を運びおえ、上司の方に、
一度断ってすみませんでした。と声をかけた彼。
上司は、いいよ。よく、来たね😃と言ってくださる。何と優しい方。
彼は、パーキングエリアで、箱詰めのプリンをたくさん買って、
「これ、自立援助ホームの子達と野田さんの家族に…」と言って、手渡してくれました。
仕事がなかなか長続きしなかったのも実情。がんばり屋さんで心折れやすいのも実情。でも、こういう彼の気持ちを大事にしたいと思いました。
先のことはわかりません。とにかく、やるだけやってみて、経験を積んで、良い大人になってほしいです。
こちらにいた頃は、時々、礼拝にも顔を出していたので、寮の近くにある教会を彼と車内で探し、紹介しました。彼も慣れない土地なので行ってみたいですと。

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