大人に振り回され、帰る場所(自立拠点)を喪失した少年です。
過ちを犯しても、再出発する場所がなければ、収容期間を過ぎていても、少年院から出れません。
これから、彼がまっすぐに進んでいけるか、あるいは、つまづいて、苦しむことがあるかもしれません。
また、周りの応援者もどんなことで、頭を悩ませることになるか、わかりませんが、
いよいよ、始まる再出発に向けて、準備して行きたいと思います。
昨日、三年前に少年院の仮退院が一年半伸びて、帰ってきた若者が教会に顔を見せに来てくれました。一緒に昨夏に自立した若者も共に来てくれていました。
順風満帆とは行かなくとも、社会に根をはって生きようと必死で這い上がっている若者たちです。
彼らの今を見てると、希望を感じます。
今度、新しく帰ってくる彼も、
職場のみなさんや周りの大人に支えられ、地に足をつけて、幸せを掴んでくれることを願ってやみません。
来月は別の少年院からも、私
たちのホームに帰住予定です。
心からやり直しを願っている少年が、
帰る場所がなくて、再出発できない、ということが無いような、環境が整備されていけば良いなあと願っています。
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