
約11カ月、一時保護で当法人ワンルームで暮らした若者。17歳で入所。こちらで18歳になり、あと数カ月で19歳になる。
本日、旅立ちの日。
市内の自分名義のワンルームへ。
もちろん、緊急連絡先は、チェンジングライフスタッフが。
大人不信が強く、今まで児童養護施設や自立援助ホームで大人とぶつかり、何度も、施設不適応を繰り返した。
こちらでも、スタッフとぶつかり、定着できず、
退所になるのではないか。そんな危機も2度ほどあった。
時々見せる、彼の悲しそうな目には、この世の不条理に対する怒りに裏打ちされたような目だった。
彼の児相の担当者と何度も何度も、打ち合わせ、少しでも彼の自立時の負担を減らし、安心して、自立できるよう、頭をひねってきた。
そして、今日、彼はある程度、まとまった貯金を持って、満面の笑みで旅立っていった。
家電製品も恒例のすべてあげてしまうことに。
チェンジングライフに来た子たちが、少しでも得をすること。来たときより、多くのものを手にして、旅立つこと。そのことをスタッフ一同願って応援していますが、今日は、久しぶりに誇らしい一日でした。
彼の満面の笑みがそんな気持ちにさせてくれました。
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