NPO法人チェンジングライフ

貧困や非行等の理由で自立困難な状況にある、青少年の自立支援をしています。

「着の身着のままの少年、不安を抱えながらも、前を向いて挑戦」

「着の身着のままの少年、不安を抱えながらも、前を向いて挑戦」
遠方の少年院から、先日、少年が出院し、
当自立準備ホームに。
自ら地元にいれば、非行離脱はかなわないと、他府県でのやり直しを希望し、東日本から大阪での就労を希望。
それを手紙で知った保護司さんが、大阪に行くなら、こういう団体があるよとチェンジングライフのこと等が紹介された朝日新聞の記事の切抜を手紙に同封。
少年は就労は決まったけど、大阪で生活するなら、記事に書いてあったチェンジングライフで生活出来たらいいなあと漠然と思っていたとのこと。
そして、2ヶ月ほど前のテレビ会議で面接した準備ホームの職員がチェンジングライフなのを見て、「!?」となったと出院後、彼から教えてもらいました。
彼は出院して二日目、保護司さんに書いたハガキを見せてくれました。
大人に相談できないといわれる彼ですが、
自分が信頼できると思った大人には、ちゃんと、ペンを執って、近況報告が出きる、見所のある少年だと思いました。
不器用なので、保護司さんへの感謝が綴られてはいませんでしたが、文面からは、感謝や信頼が伝わって来ました。
さて、着の身着のままで来た少年は普段着は少なく、冬服もない状態でしたので、近隣のしまむらで、洋服一式(ズボン、シャツ、靴下、トレーナー、パーカー、ランニング用のパーカー上下)を揃えました。
また、靴も一足ぼろぼろのしかなく、ナイキの靴を特価で買いました。
また、銀行口座開設のためのマイナンバーカード作成のための証明写真の写真代
入用はたくさん、あります。
これらは、寄付や助成金から支出させていただきますが、もし、少年の少年院で得た報奨金を用いると残金は一気になくなってしまいます。
ちなみに、着の身着のままで、少年院から出てきた少年の出院時の持参金の平均学は3000円~5000円です。
少年院で得れるわずかな報奨金は、一年で大体3400円くらいとのことでした。
施設や実習、在院期間で異なる面もあるとは思いますが。
少年は不安を抱きつつ、就労継続を目指し、挑戦中です。
写真の食べ物は、少年が希望した、松屋のステーキ丼です。

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