NPO法人チェンジングライフ

貧困や非行等の理由で自立困難な状況にある、青少年の自立支援をしています。

ホームで生活している青少年たち。

ホームで生活している青少年たち。

チェンジングライフの自立支援ホームは現在8室あり、

自立援助ホームのステップハウスとして、また、ホーム退所後に、親権同意書等が取れない未成年の子のための継続支援の場として、また、児童自立支援施設を出た後の受け皿として、また、少年院から、刑務所からの受け皿として、利用し、現在、7室が埋まっています。

 現在、一番下の年齢は17歳で、少年以外では、20代半ばと30代半ばの青年が二人生活しています。

近々、少年院から、新しく入所することも決まっており、来週には、8室が満室になります。

来週、新しく入所する少年院出院者の子のため、今日は、部屋に不足している、冷蔵庫、炊飯器、ケトル、電気毛布、フライパン、小鍋、バスタオル、タオル、物干し、ミニテーブルなどを買いに行って来ました。

自立援助ホームのほうは、定員6名に対し、6名が生活しています。(一人はステップハウスで生活しています。)

6名の内、半分が高校生となっています。

生活している青少年一人ひとりにおいては、紆余曲折ありますが、一進一退を繰り返しながらも、おおむね、よい方向に進んでいると思います。

しかし、当法人の自立支援ホームで生活していた他府県出身の18歳の少年が先月、ホームを退所となりました。いろいろ思うところがありながら、苦渋の決断で退所となりました。

大阪から離れた他府県で就労自立を目指し、さすらいの旅に出ましたが、
やはり、仕事場をクビになり、住居も喪失することになりました。

その状況の中で、チェンジングライフも参加させていただいている全国再非行防止ネットワーク協議会の同志団体に相談したところ、その18歳の少年のところに会いに行ってくださり、協議と調整を重ねてくださり、ホームに入所をさせてくださいました。

ネットワークのおかげで県域を越え、支援の輪が広がりました。

正直、壮絶な被虐待経験を背負っている18歳の少年においては、今後、順風満帆には行かないかもしれませんが、細く長く寄り添ってくれる大人の存在を通して、少しずつでも、生きる意欲が喚起され、いつか、守りたい家族が与えられ、家族を守るために、一生けん命、汗をかける大人になって幸せになってくれることを願ってやみません。

世代間連鎖が解消されるか否かは大変、難しいことですが、世代間連鎖が断ち切られ、プラスの連鎖が伝達されるよう、仲間とともに地道に挑戦していきたいと思います。

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