鑑別所に面会に行きました。
先月まで、当ホームで暮らしていた少年の面会です。
彼は、わけあって、逮捕されるかもわからないという状況下で、ホームでお預かりしました。2週間ほどして、案の定、そうなりました。
はじめて、当ホームに来た時、彼は緊張していました。どんなところかわからない、不安だからこそ、こわばった顔で自分を武装していました。
スタッフが彼を散歩に誘い出し、外に連れ出しました。4~50分ほどして、かれがもどってきたとき、子どものような笑顔を見せてくれました。
それから、彼は、食事作りを手伝ったり、皿洗いを手伝ったり…。
彼を見てると、やっぱり、子どもは環境だなと思いました。
適切にほめられ、家庭が安心の場所であったら、彼は逮捕に至る道を歩むことはなかっただろうと思いました。
-・-・-・-・-・-・-
面会室で彼ははにかみながら、将来、野田さんたちがしているような仕事をしたい!と言いました。
30分間、様々な話をしました。もちろん、審判の結果、どういう進路になるのか。そのことについても話し合いました。
彼は少年院も覚悟していると静かにいいました。
私たちは、君のことを大事に思っていて、帰ってくることがあれば、歓迎すると話しました。
ー・-・-・-・-・-・・-・-・
当法人が運営する自立援助ホームのスタッフルームには、将棋とオセロがあります。
子どもたちとするためです。
そして、実は、将棋もオセロも真剣に勝負しますが、
子どもたちに負けるときがたくさんあります。
Comment On Facebook