最近、とみに耳にするネガティブケーバビリティー。答えの出ない事態を保留する能力。
自立援助ホームや自立準備ホーム、任意保護等の民間シェルターにおいては、若者や子どもが学校もバイトも上手く行かない。トラブル問題が起こり、または、起こし、前にも後ろにも進めず、煮詰まってしまう事態が起こります。その時、事態が煮詰まって、にっちもさっちもいかなくなった若者と向き合うことにスタッフも困難をとても覚えます。心が疲弊しがちになります。
むしろ、煮詰まり、行き詰まっているのは、当人でなく、スタッフのほうともいえます。
「問題解決」「事態好転」といかない、問題・課題を背負ったまま、問題と共存して、上手くいかない事態をしょって、見守る。それは、心的負担が生じる。だからこそ、ネガティブケーバビリティーは、大切で、必要な能力なのだと思わされます。
答えがなかなか出ない事態を若者とともにお茶しました。
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