NPO法人チェンジングライフ

貧困や非行等の理由で自立困難な状況にある、青少年の自立支援をしています。

この記事を読み思ったこと。

この記事を読み思ったこと。

個人のFACEBOOKページでも投稿したことですが、一時保護所や一時保護について、思うこと。

「この記事を読み思ったこと。」

https://www.asahi.com/articles/ASM7K6G0SM7KUTIL04H.html?fbclid=IwAR1gTxyLXzI9XbZOnGyitQ5bJavpm8UYjs22ObLfUPds9hClO7MZJhuF6Uc

一時保護所の一つの側面として、事実の話。

しかしながら、課題や制約がある中で、職員の方々は出来る能力を振り絞って、
一時保護されている子どもたちに寄り添っているのも事実。

関わっている児童の中には、その児童が一時保護されているとき、一時保護所で出会った職員が
児相のケースワーカーとなって再会した時、あの人には、温かく接してもらった。と私に話していた。

どの一時保護所かによって処遇の質に差異があると思います。批判するのは簡単ですが、一時保護所では、課題や制約がある中、職員は
必死で、子どもたちを守ってらっしゃいます。

ただ、実際、性虐された少女が、また、あの一時保護所に入れられるくらいやったら、大人に相談したくないと言ってSOSを出せなかった
事例も実際に見聞きしたことも事実。

職員を増やす、処遇を改善する手立てを考えるのも大事ですが、

非行系の子どもを応援してきた経験で思うことが、一時保護の運用の仕方をもっと柔軟にしてほしいと
現場サイドでは痛切に感じています。

その子どもの特性によって、集団処遇が全く向かない子がいて、のびのび、支援者の近くのアパートで
一人暮らしの練習をさせながら、就労定着や社会適応を目指して、伴走型の自立支援をしたほうが、伸びるという子どもがいます。

実際、社会的養護を受けていて、非行に走り、矯正施設でも、処遇困難者と手を焼かれた子どもが
当法人でのワンルーム生活で、持っていた本人の能力を開花させて、非行の離脱と就労と地域生活の定着が格段に進んだケースも
何例か見て来ました。

支援者の近くのワンルームでの一時保護委託が出来れば、(地域で子どもを育む)そこから、高校に通えて、環境によって、夢が潰されない子どもも
増えると思います。

今、私達の法人では、少年に関して言えば、私的契約でワンルームで暮らす17歳の少年が二人います。二人は就労自立を目指して、
安定的に就労しています。

一時保護の在り方について、地域社会の片隅で行われている、小さな民間団体の現場の声を聞いてほしいです。

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